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 11月25日(土)~26日(日)に静岡で紅林研と合同合宿があった。
今回の主な内容は,日本産業技術教育学会東海支部大会の発表練習
でした。他には,ロボット製作や新メンバーを加えての恒例の懇親会で盛
り上がった。
 特に,研究発表では,村松研とは違った経験を積んできた方々からいつ
もとは違った視点で意見をいただき,とても研究の参考になった。

以下に合宿の振り返りを送ります。

はじめに・・・

紅林研の皆さま,先日はお世話になりました。
おかげさまで楽しく,充実した時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。

■学んだこと・今後どうするか
<合宿全体を通して>
・研究(発表)は自分の視野(世界)を広げる
・楽しみながら交流すること
→コミュニケーションスキルを養う
・いろいろな立場を考えて技術教育の実践を体験的に学ぶ
・学生が研究すること1番の意味は,論理的思考,問題解決能力を培う
・フィンランドメソッドを学ぶ
→(具体的には)
  ・発想力
  ・論理力(ミクシ?=なぜ)
  ・表現力
  ・批判的思考力
  ・コミュニケーション能力
 ⇒論理的に文章を読み,書き,・・・・・,できる

<卒論の評価基準(村松先生の観点)>
・研究の形になっている(型にハマっている)
・学会発表水準である

<研究の厳しさ>
・過程は評価されない,結果がすべて
・先に研究されたら,価値なし

<実践と研究の違い>
実践:やったことを記述する(実践知=ノウハウ)
↓                   ↓
研究:わかったことを説明,説得する(研究知=知の体系)

<研究の形になっているかを見分ける方法>
・先行研究を調べ,ふまえている
・”思う”,”感じる”⇒ダメ
・目的と結論が対応している

◎自分の思っていること,主張は相手に100%伝わらない
(=論理的に説明できていない)
⇒話の道筋構成をし,論理的に話すことが重要

<発表することの価値>
・発表者は聴衆の10倍学ぶ
→(具体的には)
  ・伝わらない,伝えられない経験
  ⇒いかに伝えるにはどうすればよいか考える
  ・欠点がわかる,課題が見える
  ⇒そこから,原因を分析する

<発表を聞くことの価値>
・研究の世界を知る
⇒どんな研究や研究の型があるかを知る
・実現すべき到達点がイメージできる
・自己の課題が見える
・自分の研究,発表のヒントを得る
→また,それを具体的にイメージできる

◎研究発表は訓練で身に付く
⇒意識した勉強を繰り返すことが重要(=継続は力なり)

<発表のポイント>
・余分情報,表現を削り込み,本当に伝えたいことを厳選する
・発表原稿を作成し,推敲する
・聞かせたい人を決めて語りかける
・用語の使い方,定義を確認する
・研究全体の中での自分の研究の位置を示す
→先行研究との関係(相違点 等)を明確にする

<紅林先生のお話から>
◎技術的な素養として,事件・事故などに問題解決する能力を
養うこと(=生き方)も重要である
例:シンドローム社の事件経験者のお話

・人間の経験に基づいた判断の違いを明確にすることが大切
・学生の成長が先生の成長にもつながる
・合宿を通して,個の成長が集団の成長につながる

<ロボット製作を通して>
・製作過程で完成品を見ると,興味,関心もわくし,強く動機づけられる
・製作するときに,製作者という視点と指導者という視点の2つを持つべき
・指導する場合は,全体の流れをまず把握し,製作計画を簡単にでも作るべき
・ロボットを作って動かすことが目的ではない
→そこから,技術的な素養(技術的問題解決能力 等)を養うことが重要

<自分の発表について>
 発表など自分のために貴重な時間を取っていただいたことに深く感謝したいと
思います。

◎新たな課題,指摘に対して解決策を明確にして,緻密に分析することが重要
⇒1つ1つの課題,指摘を付箋にまとめ,整理し,次にどうしていけば良いか
を明確にする

◆内容
◎自分の研究は,実践の感覚を数値化すること(明らかにすること)に価値がある
(=当たり前のことをきちんと価値づけることに意味がある=「暗黙知→形式知」)
⇒(具体的には)
  ・(技術教育の視点から)実際の指導にフィードバッグすることを考える

◎自分の研究の明確化
→統計処理をして,証明したことで何が言えるか(明らかになったこと)を明確にする

・「教師との関わり」など他の動機づけ因子も考えてみるべき
・研究の分析方法,質問項目を検討すべき
→質問項目を選んだ,決めた理由,研究の分析方法を選んだ理由を明確にすべき
⇒質問項目は,前報の尺度作成に基づいて。特に,他者志向的動機を見るため
⇒グループによる,日にちによる差異を見るため(二要因分散分析)
・前回の発表との違いを明確にする
→国際Jrロボコンin札幌で調査,分析し,生徒の動機づけについて前回の国際Jrロ
ボコンin三重と比較した研究であるということ

 

◆発表
・原稿(プレゼン)通り話しているだけ
→プレゼンに書いていないことの解説も詳細にすべき(説得すべき)
・「起きている」→教師が意識的に改良したことを客観的に数値で示す
→教師が意識的に「変容」を起こすように改良してきていることを心がける
・「~のような先行研究があると考えました」→×
・結論から目的をもっと明確にする
・グラフの説明をすべき
・グラフを見ながら,結果のスライドが見れるようにすべき
・先行研究は客観的事実で示す
→○○らは,△△と示している(提唱している)
・結論をゆっくり詳しく説明すべき
・身振り、手振りで表現しても良い
・考察はついて
→丸印の箇条下記ではなく,番号を付けた箇条書きにすべき
・数値の表記を統一すべき
・因子の命名スライド
→2つの因子を並べて,1つのスライドに載せるべき
・内容:抽象的→具体的に
・ロボット製作風景の写真を入れるべき
・グラフの因子名の字を大きくすべき
・因子分析の説明を簡単に入れるべき
・話の展開パターンを増やす
・行間をもう少しあける
・因子負荷量の基準を明確にし,説明する
・他者志向的動機を追った理由などを先行研究からまとめるべき

◎スライドは端的に。後は言葉で説明する


<最後に>
 今回の合宿のために,準備・計画していただいた紅林研の皆さま,本当に
ありがとうございました。また,松岡先生,村松先生,吉岡先生には車と交
通費を出していただき,ありがとうございました。
 久能山や三保の松原では,たくさんの人と交流しながら,きれいな景色を
見ることができ,とても感動しています。今度は,ぜひイチゴ狩りに行きた
いと思います。
 今度,12月に産技東海支部で会うときはお互いに進歩のある発表ができる
よう頑張りましょう。
 
 以上です。

     

     

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プロフィール
HN:
nomi toru
年齢:
40
性別:
男性
誕生日:
1983/09/06
職業:
学生
趣味:
スポーツ観戦,子供たちと戯れる
自己紹介:
 私は,現在大学の教育学部4年生です。
子どもの成長していく姿や心の変容に興味を持ち,現在,子どもの心理的変容についての研究をしています。それを活かし,来年から教師になる予定です。
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